わずかな高低差を再認識【仙台市若林区】

1mmでも低ければ水は向かう。2mピッチで低地の高低差を再現

仙台市若林区は仙台市の南東、広瀬川と七北田川の間に広がる、海に面した標高の低い地域です。 今回のワークショップの舞台となった若林地区は海にこそ面していませんが、広瀬川の左岸にあって津波ハザードもわずかに入るエリア。 会場の市民センターには近隣の親子8組と町内会の皆さんが集まってくださいました。
一見平坦な町ですが、周辺を歩いてよーく目をこらすと、微妙な高低差がそこかしこに。 今回のジオラマではそんな微妙な高低差を2mピッチで再現しました。そしてハザードマップを見ながらの色塗りで濃い色がついたのは窪地や段差のあるところなどジオラマ内の低い場所。 あっという間の2時間、あらためてリスクを実感してもらう機会になったようでよかったです。
「私たちには災害のことを伝え続けていかなければならない使命がありますから」という区の職員の方の言葉に、我々も思いを新たにする時間となりました。