6月6日、高知県四万十町の窪川小学校へジオラマの授業に行ってきました。今回を皮切りに町内の7つの小中学校で、各エリアの段ボールジオラマを活用した防災授業が実施されます。
この取り組みは高知大学地域協働学部の大槻先生のご尽力により、四万十町の危機管理課の皆さまと各校の校長先生方に活動にご賛同いただくことで実現しました。
高知県は南海トラフ地震で大きな被害が想定されており、防災の取り組みが盛んな県でもあります。今回の窪川地区など四万十町の内陸部は津波のリスクはありあせんが、数年前の台風で浸水の被害が出るなど、土砂災害や河川氾濫の危険性があります。また、高齢化が進んでいるという点でも、災害時の避難対策など、地域ぐるみでの準備が大切なエリアでもあります。「これから防災を考えていくのに、どんな課題があると思う?」との先生の問いに対して、「自分たちだけじゃなくお年寄りをどうサポートするか」と答えた6年生が何人もいて、その意識の高さにはちょっとビックリしました。
これから各校でそれぞれ複数回の授業が予定されていますが、ぜひ、子どもからお年寄りまで地域のみんなが見たくなるような、四万十らしいジオラマにしていってもらいたいです。