日枝小学校 その2

こうした子供たちがいることは、地域のいまとこれからにとってすごく大きな財産だと、心底そう思った1時間でした。
先週末の1月22日、以前段ボールジオラマの授業をさせていただいた横浜市立日枝小学校の6年1組で、出来上がった段ボールジオラマを使った公開授業が、全国から集まった大勢の教育関係者の方々を前に行われました。
子供たちが老若男女400人もの地域住民にインタビューした内容をもとに、ジオラマの上にどんな情報をプロットすべきかを各自発表して話し合うという内容でした。
子供たちが載せるべきと思った情報の多様さやその理由の興味深さはもちろん、「情報が多すぎてぐちゃぐちゃにならいか?」「情報を絞るべきか、絞らないべきか?」「わかりやすい見せ方はないか?」といった、防災マップとしての本質的な議論にまで話は及び、子供たちが学び・考えてきたことの深さに感激することしきり。また、1年間に渡って防災授業を導いてこられた担任の樋口先生や、ジオラマ授業の講師もつとめていただいた 減災アトリエの鈴木光さんのお力にもあらためて感服しました。
今後みんなでジオラマの情報を仕上げたうえで、地域のお店や公共施設などに巡回展示してもらえるそうで、ほんと素晴らしすぎます!
この春からは中学生。卒業を前にした子供たちの防災意識の土台作りに、段ボールジオラマがちょっとでも役に立てたかもしれないことを、とてもうれしく思います。